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注文住宅の「子育てグリーン住宅支援事業」最新情報

2025.05.22
こんにちは。
アルボスの古谷です。

九州南部では、早くも梅雨入りが発表されました。
例年より14日も早いとのことです。
近年は線状降水帯による豪雨被害が各地で頻発していますので、
ローリングストックや携帯トイレの備蓄など、
無理のない範囲で防災意識を高めておきたいですね。

さて、今年初めのブログでは補助金に関する記事を投稿しましたが、
→投稿はこちら:注文住宅 2025 注目の補助金「子育てグリーン住宅支援事業」
5月14日「子育てグリーン住宅支援事業」の交付申請受付がスタートしました。
→子育てグリーン住宅支援事業の公式サイトはこちら
今回はその最新情報のチェックと、以前の記事の補足をお届けいたします。

◆事業の概要

まずは、「子育てグリーン住宅支援事業」について簡単におさらいを。
子育てグリーン住宅支援事業:注文住宅の新築についての補助金額
この事業は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた国の省エネ施策の一つで、
高性能な住宅を新築または改修する際に補助金が交付されるものです。
補助額が高額であることに加え、
一定の条件を満たせば既存住宅の解体費用も補助対象として加算できるため、
新築を検討されている方には、ぜひ知っておいていただきたい制度です。

上図右下の解体費が補助対象となるのは、
・新築住宅の建築主またはその親族が発注し、
2024年11月22日以降に着手し、
完了報告までに解体が完了している工事 に限ります。

また「注文住宅の新築」以外にも、
「新築分譲住宅の購入」「賃貸住宅の新築」「リフォーム」も対象になりますが、
補助金の交付はそのうちのいずれか1つのみ受けることができます。

・「先進的窓リノベ2025事業」
・「給湯省エネ2025事業」
・「賃貸集合給湯省エネ2025事業」
との重複申請もできませんので、ご注意ください。
→先進的窓リノベ2025事業  の公式サイトはこちら
→給湯省エネ2025事業    の公式サイトはこちら
→賃貸集合給湯省エネ2025事業の公式サイトはこちら

参考:交付申請の手引き

◆GX志向型住宅【NEW】

年初には詳細が明らかでなかった「GX志向型住宅」について、情報が追加されています。

GX志向型住宅の要件2025/5/15更新

④HEMSの要件が追加されました


GX志向型住宅の要件には、高断熱・省エネ・創エネ性能に加え、
HEMSコントローラ設置が加わっています。
HEMSとは「Home Energy Management System」の略称で、
「高度なエネルギーマネジメント」を意味します。
家庭内でエネルギーの使用状況を「見える化」し、
給湯器やエアコンなどの省エネ機器をより効率的に制御できるシステムです。

補助対象となるHEMSコントローラについては、以下のリンク先に掲載された製品が対象となります。
→コントローラ一覧(エコーネットコンソーシアム)

◆スケジュール

交付申請スケジュール
完了報告は戸建住宅の場合 交付決定 ~ 2026年7月31日 までです。
→交付申請スケジュールのリンク

◆注意点

他にも注意書きがあります。
・所有者(建築主)自らが居住すること
・住戸の床面積が50㎡以上240㎡以下
・土砂災害特別警戒区域や災害危険区域、浸水想定区域などのエリア外に立地すること
・2026年1月31日時点で、一定以上の出来高の工事が完了していること

交付申請期間は予算上限に達するまでとなっております。
スケジュールなどでご不安な方はお気軽にご相談いただければと思います。

アルボスの家は「強くて賢い、おしゃれな木の家」を目指しております。
お客様の暮らしに寄り添う住まいづくりのお役に少しでも立てれば嬉しいです。

この記事を書いた人
古谷 一彦(ふるや かずひこ)
企画・営業

二級建築士