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【仙台市 注文住宅】後悔しないワークスペース計画!施工事例

2025.12.16

こんにちは。
アルボスの家です。

師走を迎え、朝晩の冷え込みが身に染みる日々です。

先日の青森沖の地震では、皆様も大変驚かれたことと思います。
被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げます。
冬の避難生活における寒さ対策についても多く報じられていました。
日頃の備蓄はもちろんですが、住まいの耐震性や断熱性の大切さを改めて痛感しました。

アルボスの家では、耐震性断熱性といった住まいの土台の上に、
おうち時間を充実させる快適な空間づくりも大切にしています。

コロナ禍以降、副業や在宅ワークなど働き方の多様化にともない、
お住まいに「ワークスペース」を設ける方が増えています。
そこで今回は「ワークスペース」について注文住宅の施工事例と共にお話いたします。

◆「ワークスペース」の需要の高さ

ワークスペースは、多様な働き方を進める国や企業の働きかけもあって、
2020年以降のコロナ禍での在宅ワークの定着により需要が高まっています。

国土交通省の「令和6年度住宅市場動向調査」(調査対象:令和5年4月~令和6年3月)
によると、『在宅勤務に専念できる個室がある』の回答は全国平均で48.6%と、
半数近くのお住まいで専用のワークスペースを設置していることがうかがえます。

『在宅勤務に専念できる仕切られたスペースがある』
『仕切られてはいないが在宅勤務に専念できるスペースがある』
と合わせると、注文住宅では76.1%ものお住まいで
なんらかのワークスペースを確保していることが分かります。

(参考ページ)
国土交通省 住宅局『令和6年度住宅市場動向調査 報告書』

◆「ワークスペース」の目的は

ワークスペースの目的はさまざまです。

  • ・在宅ワークや副業の拠点として
  • ・個人の趣味に没頭できる作業スペース
  • ・コレクション収納スペース
  • ・書斎/ライブラリー
  • ・家族のワークステーション
  • ・隠れ家のような自分の居場所
  • ・家事スペースと兼ねたリフレッシュ空間

ご家族共用スペースとして、家族のコミュニケーションの場になったり、
個人のスペースとしてひとり時間を楽しむ空間としたり、
お客様によってご要望が千差万別なので、お話を聞いているだけでわくわくします。

仙台市内のような都心部の狭小住宅では、
廊下と兼ねてファミリーライブラリーのように設けるケースや、
デッドスペースを生かした秘密基地のようなコーナーなどが多いでしょうか。
共通項としては「狭さ」があるように感じますが、
狭いがゆえの「おこもり感」もまた魅力のひとつですね。

◆半独立型ワークスペースの施工事例

ここでアルボスの家の事例を1件ご紹介します。

ブルーのクロスがオシャレなワークスペース【仙台市 注文住宅の施工事例】

寝室の中にコーナーを設けた施工事例で、
ブルーのクロスと白木の北欧風インテリアがオシャレなワークスペースです。

壁には高さ調整可能な可動棚を設けました。
広いカウンタートップにはコードを通しやすい穴をあけています。
これだけのカウンター広さがあると、プリンターを置いても十分広く、
作業性も上がり重宝しますね。
コンセントは必須です。
ピクチャーウィンドウ越しの外の景色が、在宅ワークの気分転換に一役買います。

→施工事例の詳細はコチラ:家族との時間をたのしむ無垢床の家

◆独立型ワークスペースの施工事例

近年増えている、オンライン会議や機密性の高い仕事には、独立型が最適です。
遮音性や、オンライン会議中のご家族の映り込みを考慮し、
企業にお勤めのお客様には独立型をお勧めします。
フルリモート勤務やフリーランスなどの方など、
生活と仕事でメリハリをつけたい方にもお勧めです。

独立型ワークスペースの施工事例1【仙台市 注文住宅】

こちらはこだわりの詰まった書斎の施工事例です。

カウンターは奥行き浅めの日光杉をセレクト。
カウンター背面には大収納の壁面収納を設けました。
可動棚なので本の高さに合わせて効率的にスペースを使うことができます。

和の雰囲気を残しながら、お洒落なグレーベースのレンガ調クロスを合わせ、
個性的な空間が実現しました。
大きな窓で明るく居心地が良さそうですね。

→施工事例の詳細はコチラ:大家族が暮らせる元気な住まい 長期優良住宅

独立型ワークスペースの施工事例2【仙台市 注文住宅】

洋館のようなレンガ調クロスが印象的なこちらの事例は、
足元は掘りごたつ式にし、落ち着いた空間でゆったり快適に過ごせます。
本棚の割りつけとカウンターの奥行きを揃え、すっきりまとめています。

独立型ワークスペースの施工事例2【仙台市 注文住宅】本棚

固定棚での壁面収納で書庫のような充実の収納量です。
違い棚のようにずらした仕切りの中に換気口も納めています。

独立型ワークスペースの施工事例2【仙台市 注文住宅】飾り棚

正面の壁面には飾り棚で遊びゴゴロを添えて、
機能的かつ楽しいスペースに仕上がりました。
窓が視線の抜けを作り、閉塞感を感じさせません。

→施工事例の詳細はコチラ:こだわり抜いた趣味の家

◆「ワークスペース」の快適さのための注意点

ワークスペースは狭い空間に機能を集約させるので、
快適に過ごすためには設計時の細やかな配慮が欠かせません。

以下に注意点を書き出しました。

  • 作業に適した照明設備とその配置、適切な換気設備があるか
  • 座席が換気口からの風の通り道に重ならないか
  • リモート会議に備えた防音対策(扉を設ける、リビング等からの距離)
  • 断熱性の高い外壁仕様になっているか
  • 必要な電源の確保、インターネット環境(有線・無線)
  • カウンターの大きさと空間とのバランス
    (パソコンを使うか、想定の作業に適した奥行か)
  • 収納量が十分か(プリンターやパソコンは意外と場所をとります)

特に外壁に面したスペースとする場合は、高断熱高気密であることが
快適さのための鍵です。

アルボスの家は、断熱等級5の基準を満たしています。
(仙台市(5地域)でUA値 0.56 断熱等級5(ZEH水準)をクリア)
高断熱だからこそ、「北側の部屋でも寒くない」「足元が冷えない」
「光熱費を気にせず使える」メリットがあります。

今回はワークスペースの需要の高まりや目的、「失敗しないための注意点」を施工例と共にお伝えしました。

アルボスの家は、「狭小でもおしゃれで高性能な家」を強みのひとつとしており実績も多数ございます。
お客様の暮らしに寄り添う住まいづくりのお役に少しでも立てれば嬉しいです。

この記事を書いた人
古谷 一彦(ふるや かずひこ)
企画・営業

二級建築士